質問の回答条件によって表示・非表示を制御するには?

はじめに

表示/スキップロジックは、回答者に効率的にアセスメント(評価)を回答してもらうために、膨大な質問から回答すべき質問のみを表示したり、回答条件にもとづいて次に回答すべき質問へナビゲートするための機能です。

たとえば、1番目の質問で特定の選択肢を選択した場合、残りの2番目から9番目の質問への回答は不要となるため、質問自体を非表示にしたいとします。
この場合、表示ロジックを使用し、不必要な回答を表示せず)、10番目の質問を回答するように、2番目から9番目を非表示にしたり、スキップロジックを使用し、10番目にナビゲートすることが可能です。

実装方法は2種類

どちらのロジックタイプを選択するかで、設定の際のアプローチが少し異なるので注意が必要です。

①表示ロジック

表示・非表示を制御したい対象の質問に対して設定します。それ以前の質問の回答を条件に判定し、質問の表示、非表示を制御します。OneTrustのヘルプによるとスキップロジックよりも汎用性が高いとされており、よりきめ細かい設定が可能です。

便利な機能: 条件が同じ場合に有効なロジックの一括コピー

表示ロジックでは、1つ1つの質問に表示条件を設定することもできますが、もし同じ条件が複数続く場合、「追加の質問にロジックをコピーする」機能を使用することで一括で設定することも可能です。

②スキップロジック

スキップ元の質問に対して設定します。その質問の回答条件によって、どの質問までスキップさせるかスキップ先となる質問を設定します。

※スキップロジックの場合には、制約があります。より柔軟な条件で質問の表示、非表示を制御したい場合、表示ロジックを使用することを推奨します。

ロジックタイプを実装する際の注意点

ロジックタイプを使用する上で、事前にいくつか知っておくべきことを紹介します。特に①については、変更した属性や質問により、再設定やそれに伴う検証のやり直しなど時間も手間もかかるので、設計段階で慎重に確認しながら進める必要があります。

①制御に使用している質問が変更された場合の影響:再設定が必要

選択肢等の文言修正であれば、ロジックに影響はありませんが、属性をAからBの属性に変更したり、属性の質問タイプ(選択肢、Yes/No、インベントリ)を変更する場合、条件の設定内容自体が削除されるため、再設定が必要となります。

②条件を設定可能な質問タイプ

ロジックは、質問タイプが以下の場合(あらかじめ用意された選択肢をもつ質問)に対してのみ設定が可能です。

  • はい/いいえ形式
  • 複数選択肢
  • 複数選択の属性(個人情報含む)、ロケーション属性(国の選択など)

質問のタイプがテキストの場合、条件設定に使用することができないので、注意ください。

③アセスメントから別のアセスメントへ質問をコピーする場合

別のアセスメントで作成していた質問を別のアセスメントにコピーした場合、もともと設定していた表示ロジックが何らかの理由でうまく、コピーされない場合があるため注意が必要です。

もし、そのような場合、コピー先で再度設定する必要がありますが、数が多い場合には、設定および検証に時間がかかるため、コピーを実施する場合、なるべく早期の段階で実施する必要があります。

さいごに

情報管理者にとって、アセスメント(評価)を実施する際に不必要な質問にも回答しなければならないのは、それだけ時間を無駄にするだけでなく、ストレスにもなります。

表示/スキップロジック機能を使用すれば、評価を実施する情報管理者の不要な作業負荷を減らすとともに、評価の回答内容によっては、後続の質問内容の表示・非表示を切り替えることで、ストレスのないユーザー体験を提供することが可能です。

ただし、この機能は、ユーザーの利便性を向上する反面、表示・非表示の条件を追加すればするほど、評価テンプレートの構造が複雑となり、それぞれの回答内容に応じたロジックの検証や属性の変更に伴う再設定は複雑になります。

構造の複雑さ(メンテナンスのしやすさ)とユーザーの使い勝手を天秤にかけ、評価を実施する情報管理者にストレスの少ないアセスメント(評価)を構築してください。

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