OneTrustの同意管理機能 : Preference編
前回のブログでは、OneTrustの同意管理機能「Consent & Preference」のうち、「Consent」について紹介しましたが、今回のブログでは「Preference」について紹介します。
Preferenceについて
Preferenceは、「既存ユーザーの同意の付与・撤回および好み(個人設定)を変更、記録する機能」です。この機能により、ユーザーは同意の付与、撤回、マーケティングに関する個人の好みや個人情報を柔軟にコントロールすることが可能です。
Preference 機能の優れているポイントとして以下が挙げられます。
- ドラッグ&ドロップでのフォーム作成
- OneTrust CDN によるホスティングまたはiFrameスクリプト
- マルチページでの作成と条件による動的なフォームの表示制御(表示・非表示ルール)
実際にどれくらい簡単に作成できるか見てみましょう。
フォーム作成画面
事前にどの情報をユーザー自身で変更できるようにするかを決定し、それに応じてフォームを作成していきます。
フォーム作成画面では、最初にページを作成し、目的、データ要素(個人から提供された情報)、その他のテキストなどのコンテンツを組み合わせて、ドラッグ&ドロップで作成していきます。
ブランディングでデザインをリッチに
ブランディング機能では、ヘッダやタイトルびカスタマイズ(ロゴやFaviconの設定など)、CSSでよりリッチなデザインにすることが可能です。また、共通部分のデフォルトの文言やボタン押下後のメッセージ文言など細かい設定も可能です。
URLリンクまたはiFrame
作成したフォーム(Preferenceセンター)は、URLリンクやマジックリンク(メール内のリンクをクリックすることで認証が完了する方法 *グローバル設定画面で有効化する必要あり)を使用し直接公開することもできますが、iFrameスクリプトで既存のWebサイトに統合することも可能です。
ログイン画面のURLリンクにアクセスする場合、メールアドレスが識別子の場合、メールを入力後、当該メールアドレスにパスコードが送られ、それを使用してPreferenceセンターにログインします。
ルールビルダーで表示・非表示を制御
ルールビルダーでは、複数のページの表示、非表示を制御したり、選択された目的や要素の表示・非表示や条件の必須・任意を制御することができます。
以下は、ジオロケーション(IPで判定)が「日本」の場合、特定のページを表示する設定の例となります。
設定
設定では、デフォルトのふるまいを設定したり、イベントを有効にすることでOneTrustの統合フローを使用し、外部システムへデータを連携することが可能です。また、前回Consent 編で紹介した「ダブルオプトイン」やシングル・サインオン(SSO)による認証設定も可能です。
新規ユーザー用オプション
冒頭に「既存ユーザーの同意の付与・撤回および好み(個人設定)を変更、記録する機能」と書きましたが、Preferenceには、新規ユーザー向けのオプションが実はあります。それが「登録されていないデータ主体を作成する」オプションです。このオプションを有効にした場合、まだユーザーとして識別されていない(組織側でデータ主体として登録していない)場合も、自動的にデータ主体のプロファイルが作成されるようになります。
さいごに
OneTrustのConsent&Preferenceの機能は、適切な同意であることを証明するととともに、ユーザーに対してそれらの同意が目的別に正しく取得されたことを証明するためのレコードや、個人の同意のステータスや変更のコントロールをユーザー自身で柔軟に行うための個人基本設定画面など同意管理に必要な機能を提供してくれます。
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