【実例公開】Numverify連携で証明!OneTrustのサードパーティリスク管理(TPRM)が実現する「人手を介さない」客観評価

現代のビジネスにおいて、外部委託先やサプライヤーとの連携は不可欠です。しかし、それに伴う委託先やサプライヤー、ベンダーに起因するリスクの管理業務はますます複雑化し、多くの担当者が「終わりが見えない手作業」に頭を抱えています。

委託先の情報収集、リスク評価、契約情報の確認...これらのデータ検証プロセスを、未だにExcelやメールで人手で行っていませんか?

評価データが古く、担当者の判断に依存し、常に最新のリスク状況を客観的に把握できていない状態ではありませんか?

判定結果が「Valid = true」 であっても、その番号が必ずしも現在発信・受信可能であることを保証するものではありません。
Numverifyでは、入力された電話番号が形式的に正しい構造を持ち、対応する国・地域で割り当てられた番号範囲に含まれ、かつ存在する可能性が高い番号であることなどを基に、『番号がアクティブで到達可能な可能性が高い』ことを目的として判定しています。

このような時代において「守り」に徹した従来型のベンダーリスク管理では、工数ばかりが増え、本当に重要なリスクに注力できません。
我々は、TPRMの成功の鍵は、「人手を介さない客観的なリスク評価」の実現にあると考えます。

本記事では、OneTrustの「統合ワークフロー」「外部API連携」を活用し、「退屈な手作業」を一気に「戦略的な武器」へと変え、ビジネスを加速させる具体的な方法を、Numverify(電話番号検証サービス)との連携事例を通じてご紹介します。

従来のベンダーリスク管理が抱える課題

従来のベンダーリスク管理の多くは、人手に依存した「守り」の業務になりがちで、気づかないうちにビジネスの足を引っ張る「足かせ」となっているケースが少なくありません。

この「守り」一辺倒の管理体制における主要な課題は、主に「プロセスの長期化と人手依存」と「大きな工数」、そして「精度の低下と主観性」の3点です。

手動でのデータ入力や検証が必須となり、評価プロセス全体が長期化します。何度も催促のメールを送り、返ってきたデータをスプレッドシートにポチポチと入力する……。こうした作業が人的ミスを誘発し、ビジネスのスピードを鈍らせます。

アンケートの送付、回答の催促、データの集計、一軒一軒電話をかけての確認作業。これらの定型業務に多大なリソースが割かれ、本来向き合うべき戦略的なリスク分析に時間が割くことができません。

担当者の経験や勘に頼る部分が多く、「なんとなく大丈夫そう」という主観が入り込みます。これでは客観的なファクトに基づいた正確な評価が困難であり、監査時などの説明責任(アカウンタビリティ)を果たす上でも課題となります。

OneTrustの解決策:サードパーティリスク管理(TPRM)の自動化機能「統合ワークフロー」

OneTrustの統合ワークフロー機能は、様々なタスクの自動化や外部データとの連携等を通じて、煩雑なTPRMプロセス全体を迅速で効率的に実施可能にし、従来の管理の枠を超えた、新しい「サードパーティリスク管理(TPRM)」を実現します。

OneTrustの統合ワークフロー機能は、ただのタスク実行システムではありません。
OneTrustで実施・実行可能な、契約情報入力、リスクアンケート送信、レビュー担当者のアサイン、承認プロセス、そして人手を介さず実行される外部サービスへのデータ照会といったほとんどすべての操作を自動化することが可能なのはもちろんのこと、手動の操作と自動化された操作をつなぎ、さらに、あらかじめ設定したルール(条件分岐)に基づいて進めていくことができます。
これにより、企業は自社のセキュリティポリシーや業務プロセスに合わせた、標準化された迅速なTPRMフローを構築できます。

特に外部のデータ検証サービスや脅威インテリジェンスサービスとシームレスに連携することで、これまで人手で行っていた事実確認を自動化し、客観的なファクトデータをリアルタイムで収集することが可能です。
OneTrustの統合ワークフローは、国内外の様々な専門機関やデータプロバイダーと幅広く連携しており、自社のニーズに合わせて最適な情報ソースを選択できます。

OneTrust画面で見る連携可能な外部サービスの例
ダウ・ジョーンズ(Dow Jones)、帝国データバンクなどの信用情報から、Numverifyのような検証サービスまで、信頼できる情報源と直接繋がることで、評価の精度が向上します。

参考:Onetrustの統合ワークフローのギャラリーより様々な企業との連携が可能

【実証】外部API連携で実現する「人手を介さない」客観評価

今回の検証では、電話番号の有効性やロケーション情報を検証できる外部API「Numverify」を利用しました。

Numverifyとの連携について


連携に使用したNumverifyは、世界中の電話番号の有効性やロケーション(国・地域)に関する検証・分析サービスを提供している企業です。企業は、このAPIを介して取引先データの信頼性を高めるために活用できます。今回の連携では、このNumverifyの無料(フリープラン)APIを利用し、基本的なロケーション情報と電話番号の有効性を取得しました。

Warning

本機能の電話番号検証で使用しているNumverifyの無料(フリープラン)APIには月間API呼び出し回数の上限が設定されているため、試用・評価目的で使用しています。

電話番号の確認は、一見ささいなことに思えるかもしれませんが、入力情報の正確性や誤記を検証し、情報の信憑性を確保するための「最初の大事な一歩」です。不正確な連絡先情報は、以下のような重大なリスクの兆候となり得ます。(※ お客様の事業内容や、今日のビジネス環境においては、固定電話の有無や電話番号の確認が必ずしも重要ではない場合があります。その場合は、本記事の内容があてはまらないことがあります。)

  • 不正・悪用リスク
    スパム的なサインアップやボット攻撃の兆候であり、取引先として不正な意図を持つ可能性を示唆します。また、地理情報の偽装は、規制遵守(コンプライアンス)上の重大な問題を引き起こしかねません。
  • 運用上のリスク
    SMSやOTP(ワンタイムパスワード)の配信失敗につながり、重要な契約承認や緊急時のコミュニケーションに支障をきたします。
  • データ品質の問題
    無効な電話番号は探索的詐欺の試みや、データベース全体のデータ品質の低下を招き、後のデータ分析や監査の信頼性を損ないます。

初期の基本情報の段階でこれらのリスクを自動で検出し排除することは、その後の複雑なリスク評価に進む前に、時間とリソースを浪費しないための重要なステップなのです。

この連携の最も重要な成果は、チェック内容に対し、「リアルタイム」かつ「自動」で、「必要なデータの客観的な検証」が可能になる点です。

  • 電話番号の有効性チェック
    委託先の連絡先が現在も「生きている」番号であるかを瞬時に、システムが確認できます。
  • 申告情報の整合性検証
    委託先がアンケートで申告した所在地と、電話番号から取得されたロケーション情報に矛盾がないかを自動で比較できます。これにより、意図的な虚偽申告や入力ミスを人手を介さずに検出可能です。

これまでは、担当者が手動で電話をかけたり、Google Mapなどで所在地を確認したりしていた非効率な手間が、この一連の自動ワークフローによりゼロになります。

実際、この自動化されたプロセスはどのように動くのでしょうか。OneTrustの統合ワークフローを活用すれば、委託先やサプライヤーがOneTrustから提供されたアンケート(質問票)を送信したその瞬間に、、バックグラウンドですべての検証が完了します。

ここでは、Numverifyとの連携を例に、情報の入力から検証結果の格納まで、人の手を一切介さない一連の流れを具体的に見ていきましょう

このシームレスなやり取りを可視化したものが以下のイメージ図です。
OneTrustから送信されるリクエスト情報に基づき、外部サービスであるNumverifyがリアルタイムにデータを照合し、その検証結果がOneTrustへと瞬時に反映される、自動連携の仕組みを確認いただけます。

OneTrustとNumverifyのAPI連携図

まずは、OneTrustのアンケート(質問票)に、会社名や電話番号などの基本情報を入力・送信する「入力画面」です。以下の図では、会社情報の一つとして電話番号を記入している例を示しています。この段階では、情報の正確性はあくまで委託先による自己申告に基づいたものとなっています。(※会社名は架空の名称を使用しており、また電話番号については、実際の番号を使用しているため、一部画像を加工しています。)

「提出する」ボタンを押した後、OneTrustの統合ワークフローによってNumverifyから取得した客観的な情報が、各フィールド(情報項目)へ自動的に格納・表示されます。(※ 表示されているOneTrust内の各フィールドは、今回の検証用に独自に作成したものです。)

FM_PhoneValid_V指定された電話番号が有効な場合に「 true」 を表示します。
FM_PhoneLocation_V利用可能な場合、指定された電話番号に割り当てられた「所在地(市)」、または、携帯電話の場合、「mobile」を表示します。
FM_PhoneNum_Vユーザーが記述した電話番号を表示します。
作成したレコード名一覧

以下が実際にサードパーティリスク管理(TPRM)画面に表示された情報となります。
表示された結果より、今回入力された電話番号が、有効な電話番号で、静岡県の固定電話であることが分かります。(※実際の電話番号を使用しているため、一部画像を加工しています。)

Information

判定結果が「Valid = true」 であっても、その番号が必ずしも現在発信・受信可能であることを保証するものではありません。
Numverifyでは、入力された電話番号が形式的に正しい構造を持ち、対応する国・地域で割り当てられた番号範囲に含まれ、かつ存在する可能性が高い番号であることなどを基に、『番号がアクティブで到達可能な可能性が高い』ことを目的として判定しています。

企業にもたらされる「劇的な変化」

このNumverifyとの検証からも明らかなように、「統合ワークフロー x 外部API連携」のアプローチは、「人手を介さない客観評価」を実現し、以下のようなビジネスインパクトを御社にもたらします。

データに基づくスクリーニングを行うため、担当者の主観が入り込む余地がなくなります。誰が評価しても同じ品質の結果が出る、一貫性のある信頼できる評価が実現します。

今まで何日もかかっていたプロセスが、たったの数秒で終わります。リスクを適切に管理しながら、優良なベンダーとの取引を即座に開始できるこのスピード感は、「攻めのサードパーティリスク管理(TPRM)」を実現する強力な武器になります。

「退屈なチェック作業」から解放されたチームは、リスク低減策の策定やより有利な条件での契約交渉など、本来やるべき戦略的な仕事にエネルギーを注げるようになります。

さいごに ~ リスク管理をビジネスの「アクセル」へ

OneTrustのサードパーティリスク管理(TPRM)は、単にブレーキをかけるためのツールではありません。
「客観的なデータ」と「自動化」を武器に、ビジネスを加速させる「アクセル」へと進化させます。

今回ご紹介した自動検証は、あくまで一例です。貴社独自の評価基準や外部データと連携させることで、属人的な手作業から脱却し、攻めのリスク管理を実現できます。「今の運用をどう自動化できるか?」 少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問合せ

  • OneTrustのサードパーティリスク管理(TPRM)の導入を検討している企業の方。
  • 統合ワークフローによるサードパーティリスク管理(TPRM)の自動化に興味がある方。
  • Numverifyの事例のように、外部API連携による客観的なデータ検証を実現したい方。

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