Archer Technologies Japan 合同会社設立懇親会に参加しました。

はじめに

12月7日(木曜日)にArcher Technologies Japan合同会社設立を記念し、アスコット丸の内東京にて開催された「Archer Technologies Japan 合同会社設立懇親会」にパートナーの1社として参加させていただきました。

今回のブログでは、そこで明かされた同社の今後の戦略と注力ポイントについて紹介したいと思います。

Archer Technologies 今後の中長期戦略について

まず、同社のリージョナルディレクターDereck Hooker 氏より、日本法人の立ち上げと同社の今後の中長期戦略ついて説明がありました。今後の同社の戦略面のおける重要なポイントとして「経営の独立」が挙げられ、それに関連して興味深いお話をされていたので紹介します。

Hooker 氏によると、これまで、Archerは、EMC、RSA、DELLといった大企業のポートフォリオの一部だったため、戦略面においても親企業の製品ポートフォリオ内の位置づけが大きく影響していたとのことでした。(例として、RSAの傘下だった時代の例を挙げ、セキュリティというレンズを通して、マーケットに対するメッセージングや販売戦略をとらなければならないというジレンマがあったそうです。)

しかし、現在の同社では、2023年4月にプライベート・エクイティファンドの Cinven社 に買収されたことにより、独立した企業として自由な意思決定の権限をもち、戦略を実行できるようになり、この買収に伴い、投資のための潤沢な資金を得たことで、テクノロジー企業を買収も含めた成長戦略が可能になったとのことでした。

今後同社では以下の3つの柱を軸に投資を進めていく予定とのことです。

  • R&Dへの投資 UI/UXとSaaSプラットフォーム、AI機能の実装と提供
  • カスタマーサクセス
  • 買収によるプラットフォーム及び機能拡張 (2023年2月にポリシー文書管理を効率化するDocument GovernanceソリューションのAtlasを買収)

グローバルのトレンドとテクノロジー面のお話

同社のシニア・システムエンジニア 中島氏からは、現在のグローバルのトレンドとテクノロジー面での同社の方向性に関する紹介がありました。

冒頭、世界経済フォーラムの長期(10年)、短期(2年)のリスクの紹介とともに、日本の経済安全保障推進法について解説があり、出席者がメモやスライドの写真を取りながら真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。

次に同社のソリューションに対するマーケットの興味を示すデータとして、新規問い合わせ件数が増えているソリューションやユースケース(エンタープライズリスク管理やサードパーティリスク管理、ポリシープログラム管理など)の紹介後、ArcherのAI機能の実装に関する取り組みについて紹介がありました。

近年、様々なソリューションでAIを使用した機能が追加されていますが、同社においても、社内での調査研究、実装試行と、顧客を巻き込んだワーキンググループ活動を通じて、信頼できるAI技術機能の実装を進めているとのことでした。

ArcherのAIガバナンス機能

先日発表されたEYとIAPPによるプライバシーガバナンスの調査レポート「IAPP-EY Privacy Governance Report 2023」によると、AIガバナンスは、プライバシーの戦略的な優先課題の2位にランクインしており、非常に重要なテーマです。(2022年調査では9位)

Archerでは、すでにNIST AI リスクマネジメントフレームワークに沿ったAIガバナンス機能を提供しており、デモを通してお客様に紹介しているとのことです。(ちなみに、同調査レポートによると、「NIST AI リスクマネジメントフレームワーク」は、全地域で42%(北米のみでは50%)の回答者がAIガバナンスプログラムに使用したりベンチマークに活用していると回答しています。)

さいごに

会の後半では、同ホテル内の別会場に移動し、立食形式での懇親会が開かれました。ここでは、Archer社のお客様やパートナー様と幅広く交流することができました。こうした懇親会の場での会話は私自身にとっても非常に勉強になり、良い刺激をたくさん頂くことができました。

同社では、今後こうしたユーザー同士のコミュニケーションが取れる場としてユーザー会の立ち上げ支援などについても検討されているとのことですので、その際には弊社もパートナー企業の1社として参加・協力できればと思います。

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