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ビジネスにおけるレジリエンス、つまり「ビジネス・レジリエンス」は、金融危機、自然災害、パンデミックなどの企業をとりまく様々な危機に対してビジネスオペレーションを継続的に維持し、人材、資産、企業や組織全体のブランド資産を保護しながら、混乱に対して迅速に適応する組織の能力です。
ビジネス・レジリエンスは、ディザスタリカバリ(DR)やビジネス継続性に影響を及ぼすダウンタイムを回避し、脆弱性を強化するとともに、派生して起こる予想外の問題や被害に直面した場合であってもビジネス運営を維持するための災害後の戦略を提供します。
ビジネス・レジリエンスの計画は、事業継続計画(BCP)とも呼ばれ、そこで扱われる重要なテーマの 1 つが、「人」です。従業員が混乱した状況下でどのように対応すべきかを準備し、訓練および教育する必要があります。
ビジネス・レジリエンスの中には、組織的レジリエンス、オペレーショナル・レジリエンス、サイバー・レジリエンス、サプライ チェーン・レジリエンスなどの要素が含まれており、近年は特に法規制やガイドライン等でこうした様々なレジリエンスとその重要性が言及され、組織にとってますます重要視されている課題です。
Archer 監査管理・法令および企業コンプライアンス

機能紹介
事業影響度分析(BIA)

すべての企業は、規模、業種、成熟度に関係なく、事故や障害が発生した場合でも、顧客のために自社の製品とサービスの可用性を確保しなければなりません。しかし、こうした混乱からいち早く復旧し、製品やサービスを提供するための仕組みを構築するには、ビジネスプロセス、IT システム、サードパーティ、拠点、重要情報などが複雑に関連し合っており、複雑かつ困難です。
こうした複数の部門をまたぐ複雑な課題に対して、ビジネスインパクト分析(BIA)は非常に有効な手段です。しかし、BIA をチームごとにExcelやスプレッドシート、または個々のサイロ化されたシステムを使って実施している場合、アウトプットの妥当性や一貫性がなく、非効率が生じてしまいます。
Archer® Business Impact Analysis は、製品・サービス、ビジネスプロセス、およびそれを支えるインフラストラクチャの重要性を判断するためのスタンダードに準拠したアプローチを提供するとともに、組織全体で共有できる一貫性と信頼性の高いアウトプットを生み出します。
この機能を使用することで、ビジネスリーダーは、レジリエンス戦略、タスク、リスク評価、およびレジリエントな組織を構築するために不可欠な活動の優先順位についてより適切に判断できるようになります。
- 事前に構築されたワークフロー、依存関係のマッピング機能、通知、さらに製品、サービス、およびビジネスプロセスの重要度を判定するための関連データを活用したビジネスインパクト分析。
- 新規にBIAを開始するだけでなく、プロセスの重要度評価、前回のBIAの実施日、その他のアラートに応じて既存のBIAを更新。
- 一度に複数のビジネス・プロセスに対するBIAの実施し、集約し管理するためのキャンペーン機能。
- ビジネス・オーナー、レジリエンス・チーム、経営幹部がBIA完了のレビューや承認を行うための権限管理機能。
インシデント管理

企業には、事業部や拠点ごとにインシデント対応の関する手順やルール、プロセスがありますが、そのほとんどは、Excelや個別のソリューションの中で管理されています。その結果、時間とリソースが、本来割くべきインシデントの解決ではなく、インシデントのトラッキングに費やされてしまっています。
Archer® Incident Management は、サイバー・インシデントと物理的なインシデントを報告、評価・分類し、適切な対応手順を決定するためのケース管理とインシデント対応のために必要となる機能を提供します。
この機能を使用することで、企業はインシデントの重要度を評価し、ビジネスへの影響度やその他の要件に基づいて対応チームのメンバーを割り当てることができ、すべてのインシデントのステータス、コスト、関連して起こるインシデント、損失、復旧状況を追跡して報告するためのメトリクス・ダッシュボードによりインシデント管理に必要な情報を一元化します。
- インシデントを報告し、インシデントのライフサイクルを管理するための中央リポジトリ。
- インシデントの種類(例:サービス拒否、フィッシング攻撃)ごとに分類された事前定義済みのワークフローと実施すべき手順。
- インシデントの特定、解決、調査プロセスに関与する関係者の連絡先情報管理のためのリポジトリ。
- すべてのインシデントのステータスを可視化するダッシュボードとレポート。